【福井県】1泊2日の北陸旅<1日目> 初めまして北陸新幹線・えちぜん鉄道
2024年6月下旬。
1泊2日で北陸に行ってまいりました。人に会うために向かい、その間の移動手段が楽しすぎたので、その感想を書こうと思います。
その① 大阪~福井
今回は、大阪駅スタートです。
最初の乗り物が、こちらの特急サンダーバード。
運転席が上についている、非日常な感じが、旅のわくわく感を増幅させます。
シンプルでスマートな雰囲気の顔がとてもかっこいい。ラインが青であることも好きなポイント。初めて乗るわけではないですし、大阪に来たらよく見ているので、見慣れているはずなのですが、何回見てもドキドキが止まりません。
ちなみに、以前に乗車した特急サンダーバードは、北陸新幹線の延伸前でした。
そのため、2024年3月16日に北陸新幹線が延伸してからの、敦賀止まりになったサンダーバード乗車は、今回が初です。
目的地・福井まで直接行ってくれなくなったことは、ちょっと残念ですが、そのおかげで北陸新幹線に初乗車できるので、これはこれでアリです。
以前は、自由席に乗ったのですが、今回は全席指定席。
決まった席があることに心を躍らせながら車内へゆき、自分の席に座ると、前方に、敦賀駅での乗り換え案内が。
わざわざ丁寧にこんな紙まで入れてくださって、親切だな、と思ったら、敦賀駅での停車ホームが今までとは違うホームになっていたようで、全席にこちらの紙が入っていました。
特急は、新大阪、京都に停車、出発し、あっという間に滋賀県に入ってゆきますと、大阪-京都間より長い琵琶湖が見えてきます。
昼間に湖西線側の電車に乗ったのは初めてで、新鮮でした。とはいえ、琵琶湖線側からの景色との違いはよく分からず、もっと知識があったら感じ方が変わってくるのかな、と思ったり。
わざわざ琵琶湖が見える方の窓側を指定して席を取りました。サンダーバードから見たからと言って、特別見え方が変わるわけではありませんが、せっかくなので。
そんな琵琶湖を眺めているうちに、特急はどんどん北上し、始発駅・大阪を出発してから1時間半弱で、終点駅・敦賀に到着です。さすが特急、停車駅が少なすぎるので、とても早いです。
滋賀県の区間、大阪~京都よりも長いのに、停車駅が一つもないことが、面白いですよね。でも、琵琶湖を眺めている時間が長く、滋賀県の観光はできていると言っても過言ではないでしょう。
さて、到着した敦賀駅ですが、急いで北陸新幹線に乗車しなければならず、写真は撮れませんでした。(帰りに撮っているので、2日目の日記で載せます。)
というのも、今回、JR神戸線の遅れの影響で、サンダーバードが遅れており、新幹線が接続待ちをしてくれている状況でした。
車内にあった敦賀乗り換え案内をちゃんと読んでいなかったのですが、駅の乗り換えの表示が分かりやすく、とてもスムーズに乗り換えることができました。さすが大手鉄道会社です。
北陸新幹線は、今回、乗車時間が約20分。早いことが利点の新幹線ですが、乗り物好きの私にとっては、あまりにも一瞬でした。あっという間に、目的地・福井に到着です。
急いで降車し、写真を撮りに行きました。
見るのも乗るのも初めてだったので、乗車した”今回の”新幹線を、どうしても写真に収めたくて、福井に着いたら、急いで1号車側に向かいました。かっこいい顔を撮れて大満足です。
この先端が尖ったシャープな形といい、爽やかなブルーに高級感や重みを感じさせるブラウンの組み合わせといい、大変好みでございます。
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余談ですが、今回の遅れ、JR神戸線の遅れからきていたもので、そこから特急サンダーバードが遅れ、接続の北陸新幹線が遅れ、さらにその後はハピラインふくいが接続待ちをしているとのアナウンスが流れました。
兵庫県の1本の遅れが、なんと福井県にまで連鎖することには驚きました。
(到着時刻から推測すると、ハピラインふくいは遅れなかったのではと思われます。が、もし遅れていた場合、金沢行きだったので、石川県にまで遅れが響いていたことになります。凄いですね。)
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その② 福井~東尋坊~あわら湯のまち
待ち合わせをしていた人と合流し、福井観光です。
大阪~福井間は、X(旧Twitter)に載せようと、いろいろ写真を撮っていたのですが、ここからは、その予定が全くなかったので写真は少なめです。
せっかくなので、いろいろと思い出しつつ、書いていこうかなと思います。
ここからは、えちぜん鉄道に乗車です。
下調べでは、目的地の最寄り・三国港駅までは820円。しっかりチャージしたICOCAを片手に、改札前まで来てみると、切符を買ってくださいとのこと。
関西の都会に住むわたくし、ICOCAが使えない可能性を完全に失念しておりました。
そして切符を購入し、改札を通ろうとしたら、なんと、改札にいる駅員さんが、切符に手動ではさみを入れてくれたのです。
この方式が残っている駅があることを知らず、思わぬ初体験に、とてもテンションが上がりました。
ちなみにえちぜん鉄道、9月末には一部駅にICOCAシステムの導入がされるようで、その後に来ていたら、切符を買わなかった可能性があることを考えると、今来て本当によかったなと思いました。
ICOCAシステム導入に向けた駅構内での工事について - お知らせ - えちぜん鉄道
駅の中はこんな感じです。
駅名標や天井、壁が木になっており、ぬくもりを感じます。
調べてみると、この木、福井県産の杉の木なのだとか。
ふくい県産材販路拡大協議会:福井県木材組合連合会、福井県木材協同組合連合会
2枚目の写真の右奥(ちゃんと移っておらず見えにくいですが)、車両が1台とまっていました。行きの電車は1両編成でしたが、帰りは2両編成になっていたので、この車両を使っているのではないかな、と予測したり。
(帰りは福井駅の手前で降りたので、真相はわかりません。)
気になる車両のデザインはこんな感じです。
白の車体に、ブルーの線、ドアのところだけ黄色になっている、爽やかな電車がとてもキュート。
乗車し、終点まで向かうのですが、この電車、駅と駅の間がとにかく近い。1、2分に1回のペースで止まるので、30分に1本の電車を待つより歩いたほうが早い区間もあるのではないかと思います。
終点・三国港駅に近づくにつれ、駅と駅の間が長いところが増えたな、と話していたのですが、先ほど調べたところ、いちばん長い駅間で、3分しか空いていませんでした。
いや、めっちゃ止まるやん。
福井から、終点・三国港駅までの乗車時間は50分くらいなのですが、距離はそこまで離れていないのかもしれません。
景色は、最初は住宅街を走っていたのですが、どんどん建物が減っていって、田んぼと田んぼの間を走っている区間もありました。
この爽やかな色をした電車が、田んぼのグリーンの中を一直線にかけてゆく姿は、風情があるのだろうと思います。いつか、外からこの電車が通る様子を見てみたいものです。
ひまわり畑の間とか走ってほしいな。
車内には、運転手さんの他に、アテンダントさんが乗っていました。無人駅を利用するお客さんの運賃の回収だけでなく、観光案内もしてくれるとのこと。
大都会とは少し離れた、この地域だからこそ得られるサービスで、あたたかくてとてもいいですね。
いちばん気になったのは、駅名標です。なんと、デザインが全駅統一ではなかったのですよね。いくつかのパターンがあって、駅のキャッチコピーみたいなものが書いてある駅もありました。
全駅の駅名標を写真に収めるために、もう一度乗車したいと思っているところです。
そんなこんなで、えちぜん鉄道のいろんな部分を楽しみつつ、電車に揺られて約1時間弱、終着駅・三国港駅に到着です。
この趣のある建物は、駅舎と言っていいのかどうなのか。外から見た感じ、待合室とお手洗いがあるだけでした(執務室みたいなものがなくても、「駅舎」って呼ぶのかしら)。
無人駅でして、この建物を通らなくても、外に出られるようになっており、駅と道との境目があいまいで面白いなと思いました。こういう駅もあるのですね。知らないことだらけです。
さて、今回、向かった先は、東尋坊です。こちらも、写真は少ないのですが、せっかくなので素敵な景色をお届け。これは絶対に生で見た方が良い。
来るまで知らなかったのですが、東尋坊は、遊覧船に乗らなくても、下から見上げることができるようになっているのです。
下から眺めた東尋坊は、その大きさをより実感させてくれます。
美しさが、巨大さによる恐怖を増幅させ、その恐怖感が美しさをさらに増幅させるような景色で、全身で自然の美を感じてきました。
写真通りの景色なのに、生で見ると迫力が段違いです。
海辺の観光地のイメージがそのまま反映されたようなおしゃれな商店街に、おいしそうな海鮮、食べ歩き用のスイーツ、福井の名産品がたくさん並ぶお土産屋さん。今回、時間もお金も足りなさ過ぎまして、是非また来たいと思っています。
東尋坊を堪能し、駅に戻りました。三国港駅は無人駅なので、電車に乗ってから整理券を取ります。
整理券をアテンダントさんに渡して、お金を払うシステムなのですが、払ったら、こんな紙をもらいました。
特別補充券、というものがあるみたいです。知らないものを渡された時って、ドキドキしますよね。調べてみたら、こういう券は他の鉄道にも存在するようで。初めて知りました。
あと、「えちぜん鉄道」のフォントがかわいい。
あわら湯のまち駅に行きたかったので、そのことをアテンダントさんに伝えたら、そのあとその奥の駅まで行きますか、と聞いてくれ、福井まで戻ることを伝えると、途中下車ができますよと教えてくれまして、福井駅までを購入しました。サービス良すぎます。
あわら湯のまち駅で途中下車し、日帰り入浴してきました。あまり温泉に行ったことがないのですが、温泉がある駅ってドデカいわけではないのですね。ちょい田舎な雰囲気がとても可愛いです。
自転車で思い出しましたが、電車の中に、自転車を置くスペースがありました。車内に自転車を持ち込める「サイクルトレイン」なる企画をやっているそうです(今年2024年は休止しているらしい)。
1日目の観光は、このあと福井まで戻り、終了でした。
乗り物だけでこんなに長い日記が書けるくらい楽しめて、さらに人と会って観光もして、充実した1日でした。
関西から行くにはちょうどいい距離の福井県、まだまだ行ってみたい場所がありますし、今回、やりたいことが新しくできたので、また何回でも遊びに来ようと思っています。
さて、充実した旅(の間の移動)について書いていたら、あまりにも長くなってしまいましたので、2日目はまた次の日記に書こうと思います。
私の楽しいが、誰かの楽しいになっていますように。では。
<次の日記>